SKT kkOma「TSMのコーチがファンからバッシングされてるのは、見ていて心が痛んだ」

今回はリクエストもあった、SKTのヘッドコーチであるKkomaのインタビューを翻訳してみました。

https://www.youtube.com/watch?v=aDG-mam-omI

https://www.reddit.com/r/leagueoflegends/comments/76wi11/skt_kkoma_defends_tsm_coach_from_fans_interview/?utm_content=comments&utm_medium=hot&utm_source=reddit&utm_name=leagueoflegends

https://go.twitch.tv/videos/182824207

からどうぞ。

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Q.1 SKTのグループステージは5ー1の戦績と、素晴らしいものになりました。グループステージ中にはどのような事を考えていましたか?


kkOma:グループステージは、いつも他のチーム達の新しい戦略が見れたり、自分達のミスを見直せる、プレイヤー達の成長期間でもあるので、とても楽しい期間です。

 

私達は常に自分達の試合を見返して、他チームの戦略に対する対処法や、自分たちのミスプレイを反省し続けています。

 

今回同じグループにいた3つのチーム達との試合で、学ぶことは沢山合ったので満足しています。

 

 

 

Q.2 現在のSKTは調子も良さそうですが、過去のサマースプリットなのでは不調も相次ぎました。今年のSKTのパフォーマンスを振り返ってくれますか?


kkOma:今年のパフォーマンスには後悔の念が大きいです。

 

サマースプリットの4連敗や、決勝でLongZhuに勝てなかった点などは、未だに私の心に大きくのしかかっています。特にSKTT1というチームは、他のLCKチームよりも他人からの期待やプレッシャーが凄まじいので、プレイヤーやコーチに対する当たりも強くなります。

 

ですが今年も悪いことばかりではありません。スプリングスプリットは優勝しましたし、MSIも優勝できました。そしてサマースプリットの不調を乗り切りれた理由は、ひとえに私達のプレイヤーが頑張り続けたからです。

 

チームの頑張りのおかげで私達はサマースプリット4位から決勝戦までたどり着き、WCS出場権を貰いました。そしてこの一番大きなステージでも、私達は優勝を目指して努力し続けています。

 

 

 

Q.3 サマースプリットでの4連敗からはどうやって立ち直れましたか?


kkOma:私と、そしてプレイヤー達は猛省しました。4つの対戦から数々の反省点を私達は上げて、プレイヤー達は自分のプレイを修正しようと頑張りました。

 

当時の精神的負担はとても大きなものでしたが、それでも私はプレイヤー達が反省点を潰していけば、すぐにLCKのナンバーワンチームに戻れると信じていたので、めげずに立ち直れました。

 

 

 

Q.4 今年のWCSで、他のコーチで誰か印象に残ったものや、評価したい人はいますか?


kkOma:私はSamsungGalaxyのコーチを常に尊敬しています。彼からはたくさんのことを学びました。

 

 

(ここでkkOmaが手を挙げ、TSMのコーチについて話したいとリクエストする)

 

 

kkOmaTSMのドラフトに関して、ファン達がコーチであるParthを目の敵にしてバッシングしているのは見ていて心が痛みました

 

ジャンナをファーストピックすべきか、ルルをファーストピックするべきかの論争です。ファン達は何故、ジャンナの方が何倍も勝率が高いのにルルをファーストピックしたのかという点で、Parthをずっとバッシングしています。

 

しかし練習試合では、TSMはルルを優先ピックすることで常に好成績を上げていました。ですがTSMがルルをピックしてFWに負けたことにより、世間はParthに全責任を取らせ、誹謗中傷の雨を降らしました。

 

その試合はTSMの負けに終わりましたが、TSMは過去の練習試合の結果などを参考に、沢山のポジティブな理由でルルをピックしたはずです。それでも多くの人々に叩かれているParthを見て、同じ職種の仲間としてとても悲しくなりました。

 

何故、彼があれほどの悪意を向けられなければならないのか、私は納得出来ません。


 

 

おまけ

TSMが負けた理由:アナリスト陣の考え

 

左がMark、右がScarra

 

TSMが負けた理由1:積極性の無さ

Mark:このトーナメントでTSMは、積極性の欠片も見せずに序盤から中盤まで試合を長引かせることに徹底し続けた。WCSでのTSMのファーストブラッド率は驚異の0%だ。

 

何があったのか知らないけど、今までのTSMとは打って変わって、彼らのプレイには”ミスプレイしたくない!”という恐怖しか感じられなかった。おかげ序盤に存在した数々の機会を逃し、やっとのことで試合がTSM側に傾くのは常に中盤の集団戦からだけ。こんなナヨナヨしいプレイスタイルじゃあ、勝てる試合も勝てない…。

 

Scarra:俺も似たようなことを考えてた。TSMは多くの試合中、相手のプレッシャーに対して対応することを目的にプレイし続けてたね。相手のジャングラーがボットに居ればボット側に寄り添い、トップ側に居ればそっちに寄り添う、ロームされたら遅れてでもマッチする…。

 

このようなプレイングは、相手のプレッシャーを和らげることは可能だけど、相手のミスプレイに依存する部分が多い。そしてTSMは対応するのが下手だった。

 

対応型で強いチームも普通に居るんだ、別にこのプレイスタイルが100%悪いわけではない。でもTSMは何度もプレッシャーレースで負けて、カウンター出来る相手の行動が限られていた。自分から動かないのなら、もっと上手く相手を封じ込めないとこのプレイスタイルは機能しない。

 

二度目のMSF対TSMは、最終的にはTSMが勝ったけれども、勝ち方があんまり好きじゃなかったね。どうやって勝ったかというと、まずMSFが序盤にリードを作って、資金差がある状態で5人でMidファーストタワーをシージするんだ。これでTSM側は5人で対応することを強制させられる。

 

MSFは資金差があるからこそ自信をもって5人でミッドを押して、集団戦を受けて立つ構えを取ってたけど、TSMは集団戦がとても強いチームで、資金差がありながらも集団戦をボロ勝ち、そのまま作った有利で試合を畳んだ。

 

ここで面白いのが、まず相手が正しいことをしているのに、TSMは集団戦の強さだけで力押ししてること。そして相手が作った”いやな状況”、”強制させられた防衛”に対応した結果、TSMは勝てたっていう点。

 

Mark:もっとひどいことを言うと、TSMのプレイヤー達は試合中、ずっと迷子みたいだった。モニターの上で相手がやっている行動を見て、”相手がナニナニをしようとしてる、じゃあカウンターしよう”っていう単純作業だけを繰り返していた。

 

自分が用意したゲームプランを捨てて、序盤でアグレッシブに動ける機会を棚上げして、ひたすら相手の行動に対応しようとし続けるTSMは、俺が知っているTSMではなかった。

 

 

TSMが負けた理由2:チーム内の連携の無さ

Scarra:全部の試合を見通して、俺も思ったことが沢山ある。

 

SNSとかツイッターでは、皆TSMが負けた理由として”Svenがプレッシャーしないから””Bjergがロームしないから”とか上げてる。あとドラフトうんぬん。

 

でも色んな試合を見るとわかるけど、この二人は普通に他レーンをプレッシャーしようと頑張ってる。ただ、それを有効打になりゆるタイミングで出来ていなかったんだ。

 

もっと言うと、この二人の間にシナジーがほぼ存在してなかった。大きなプレイを起こしたければ、この二人の間にシナジーがないと無理なのに…。

 

Mark:多くの試合で、Bjergsenはレーンは勝つのに、ロームのプレッシャーで負けていた。これは相手側がジャングラーと上手く連携してBjergにロームの隙を作らせることで可能なことで、SvenがBjergを同じようにサポートすれば必ずマッチ出来るはず。

 

なのにBjergはSvenのサポートがない、ワードを置いてくれる味方がない、そうなると最善の選択肢が”ミッドに居座る”ことになるのはしょうがない。それで敵が4人、5人でボットに現れて試合が崩壊する。

 

過去のTSMはミッドとジャングルにシナジーが売りで、この二人が試合を動かしていくのがTSMの見所でもあったのに、WCSでは完全にチームワークが崩壊していた。

 

Scarra:ミッドとジャングルだけじゃない、チーム全体がマップ内で連携を取れていなかったって俺は感じた。

 

特に最終戦のMSF対TSMでは、チームがまともにコミュニケーションを取れてないのは明白だった。他のレーンでプレッシャーがないときにHauntzerはジェイスでプッシュしてピックされたり、バロン近辺で何故か二手に別れて行動して、相手にピックされたり…最後のSvenのやけくそエンゲージなんかはチームの誰とも連携が取れてなかった。

 

誰か一人が致命的に悪かったわけでもない。Svenが全部悪い、っていうのは簡単だけれど、俺的にはチーム全体が平均以下のパフォーマンスしか出せていなかったと思う。

 

 

ドラフトのせいじゃない

Mark:ツイッターのファンとかは散々にParthのドラフト問題やら、色々と叩いてるけど、俺にはそんなことよりもTSMの積極性の無さが一番の問題だと思うぞ。

 

確かにドラフトは少し問題があった。そこは理解出来る。特に最終戦で飛び出たHauntzerのブラインドジェイストップやらは悪目立ちした。でもあのピックだって悪くはなかったと俺は思ってる、赤側なのにブラインドで出したっていう点を除けば。

 

…でもTSMはWCSの二週間目で、プロアクティブに行動したことはあるか?勝つ為に自発的にアクションを起こそうとした場面は存在したか?

 

Scarra:ええっと、FW対TSMでは一度だけあるね、TSMは4manbotしようとしたけど、BjergとSvenの間の連携が足りてなくて失敗したやつ。

 

Mark:一つ、だけね。それとMisfitsを比べてみたらどうなると思う?特にIgnarがブリッツをピックした試合なんかはアクションの数がとんでもなかった。

 

たぶんあの試合でMisfitsが起こしたアクティブなプレイの数は、TSMが二週間目に起こしたアクティブなプレイの数を遥かに上回ると思うぞ。正直言って、TSMにはがっかりしている。

 

 

以上がkkOmaさんのインタビューと、MarkとScarraの意見でした。

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20件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    コーチが他のコーチについて語るのは珍しい気がする。面白い話だった

    TSMは「今まで力押しだけでNAを突破してきて毎年WCSで苦労してきたから、今年はもっと世界を見据えよう」という目標があってわざと柔軟性に意識を割いてたよね
    今年は柔軟になり過ぎてしまって失敗した分だけ加減も分かってきただろうし、来年もあの4人で臨んでくれるなら希望はあると思うね

  2. 匿名 より:

    svenを亡き者にするのはやめて差し上げろ

  3. 匿名 より:

    worldまで来て「チーム内連携がゴミだった」なんて理由が敗因だったらしょうもなさすぎるから
    分かりやすいピックバン(とジャングル)に批判が集中する流れになるのはしょうがない
    SKTがやってる負けたらメンバーチェンジもそういう要素含んでると思うよ

  4. 匿名 より:

    いや。単純に視聴者の大半がプラチナ以下だから、ゲームの流れが読めてないだけだと思うよ。
    プロのアナリストの人達ですら何回も色んな試合を見直してリアルタイムで理解できるようになるのに、高レートでもない視聴者がたった一回試合を見ただけで理解できるはずないからね。

    そうなると分かりやすくデータとして見れるバンピックとか、回数で簡単に数えられるガンクとかロームの回数が批判の的になるだけ。
    大半の視聴者はそのバンピックの意図とか、なんでガンクが刺さらなくてロームできないのかとか、そういった実際に表に出て見えない様な部分を考えて見てるわけじゃないから。

  5. 匿名 より:

    kkOmaの意見はさすが世界一のコーチって感じで納得はできる
    でも観客からしてみればスクリムの内容ってのは当然一切伝わってこない
    となれば判断基準は今までの試合結果しかないわけで、ジャンナの圧倒的ピック率と勝率を見ると批判したくなるものわかる
    勝てば文句言われなかっただろうけど、負けたら批判もでてくるだろうなあ
    個人的にはナミピックのほうが不可解だったけど、それもスクリムで結果出てのかなあ
    その割には他のチームどこもナミ使ってないけどねw

  6. 匿名 より:

    翻訳元の資料を明記してください

  7. 匿名 より:

    オリジナルのインタビューはyoutubeとかでは公式に上がってないと思います。非公式であればあるでしょうが…
    twitchの本家riot gamesの過去のビデオから見れますよ

  8. 匿名 より:

  9. 匿名 より:

    ナミやカルマ、ソラカ……あとモルガナとソナは
    「アーデントセンサーを積むべきtop3(ラカン、ジャンナ、ルル)が総じてBANされた際に嫌でもpickを強要されるチャンプ」
    だし不可解さは全く無いけど。

    サポートを後回しにして2nd ban phaseでBANされたチームが取らされるメタなだけ。
    上記の中からやりたい構成に少しでも合ってるやつ、複数あれば回復が掛けやすいやつを消去法で取る

  10. 匿名 より:

    それらを同tierに並べるのには違和感があります
    top3はそのとおりですよね。でもその次はカルマ、タリックでしょう。モルガナはプレイインでは使われてましたが、グループ予選だと一度だけです。ソラカやナミは使用率、勝率共にそこには入らないと思います。
    自分は知識ないのでプロがどう考えてそうなったのかわからないのですが、ナミは7月以降びっくりするくらいピックが減っていて全世界のプロシーンで3回しかピックされていません。プロシーンではナミは強い選択肢として見られていません。
    それをあえてピックした理由がわからなかったので不可解だと思ったんです。

    ただ、教えていただいた考え方をひょっとしてTSMもしたのかもしれないとは思いました。toptier残ってないし、アーデントセンサー積めればなんでも良いや。ってな感じでナミが今ピックされていない弱い部分を考慮しなかったのかなと。

  11. 匿名 より:

    ナミをピックしたことへの疑問が幾つか見られますが、そもそもMSF戦でのTSMのドラフトミスはレッドサイドでルルをBANされたにも関わらずジャンナをオープンにしたことであり、アーデントセンサーを使えるサポートであればナミをピックしようがカルマをピックしようがそう大きな影響はあったとは思われません(事実として、今大会ではカルマをサポートに据えた構成で成功した例はここまでほぼありません)。
    また、biofrostはwolf程ではありませんが以前からナミを好んでピックするプレイヤーであることは知られていますし、彼らの中で信頼性のあるピック出会ったのであろうとも十分に考えられます。成功はしませんでしたが…
    正直あの試合のTSMはジャンナルル以外のサポートが運用に耐えうるかテストしに行ったとしか考えられないようなドラフトなので、批判するとすればそこの姿勢ではないでしょうか。

  12. 匿名 より:

    biofrostは今までナミを好んでピックしていたんですね。知りませんでした。
    カルマの勝率の低さからも納得できる説明をありがとうございました。
    自分はしょうもないところにこだわってしまっていたようです。

  13. 匿名 より:

    今年のTSMはチームワークが悪いってより対応して大きく捌いていこうって
    意識しすぎて消極的になりすぎたのがでかいな。
    実際week1はそれできっちり星を拾ってるし成功はしたんだけど
    week2はケイトやらTOPガンクやらweek1では意識されなかった動きに対しての対応が後手後手になってた。

  14. 匿名 より:

    レイト志向なら相手のbot or topタワーシージに人集めて受ければいいし
    アーリー志向だったら反対側に集まってトレード狙えばいい
    レーナーは前者を選んでるシーンが多かったのに
    ジャングラーがどっちも選べない位置にいてダイブされて死んでるシーンが多かったね
    それにしたって序盤のGOLD15位だったか16位だったのはレイト志向にしても酷すぎるけど

  15. 匿名 より:

    TSMからハンドスキルを取り上げたらRPGが出来上がるのかな

  16. 匿名 より:

    RPGはTSMを遥かに超えて自分側の陣地でしか何もしないから
    同列に語るのはNGで

  17. 匿名 より:

    結果的にFW戦が重要な試合になってしまってそっちにフォーカスされるのはしかたないね
    パッシングはともかく改善点はあるのは事実だし
    EU LPL LMSは特に序盤大事にしないと負けることなんて俺なんかより深くわかってるはず
    kkomaが練習試合で成績がよかったっていう判断をするほどなら確実に全試合に何かしらの反映がされるだろうけど、それがないからkkomaの考えも参考材料にすらならない

    あとパッシングに対しては正論で返しても無駄だよ
    パターン化されてしまった敗北という事実はどうあがいても変わらないから
    まあどうせ来年のんきにつまみながらTSM応援してLCSは優勝するっしょ

  18. 匿名 より:

    やたら勝率がどうのこうの言う人が多いけど、たかが50試合くらいなんて統計的に有意なデータではないからな。

  19. 匿名 より:

    「アーデントセンサーを使えるサポートであればナミをピックしようがカルマをピックしようがそう大きな影響はあったとは思われません」
    なにいってんだこいつ絶対低レートだろ
    ナミのセンサーなんてカルマタリックと違って複数人に乗らないだろ馬鹿か
    違いは、ナミはウルトでのエンゲージ、Qのキャッチがあること
    カルマは複数人へのセンサー、序盤のレーニングの強さ
    タリックは複数人センサー、ピール、集団戦でのウルトの強さ
    だろセンサーなら何でもいいんじゃなくてセンサーサポにもちゃんとした違いがあるんだが頼むからにわかコメすんな

  20. 匿名 より:

    君の言う「違い」については正しいと思う。
    でもこの人が言っている大きな違いってのは、この試合でTSMの最大の敗因は全く別にあるのだから、どのサポートをピックしても大きな違いである「勝敗」に対して影響は与えられなかっただろう、ってこと。
    だからあなたにはLOLの知識はあっても読解力、文章理解力が足りていない。あと相手が間違ってる(と思いこんで)すごい口調で書いてるけどそれも改めるべきだと思いますよ。

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