WCSのピック&バンフェーズをもっと楽しむためのスタンダード解説

今回はYamatoCannonを大いに参考にした上で、自分なりに(超主観、ココ重要)WCSのピック&バンのスタンダードをまとめてみました。

必ずしもこの記事に書いてあることは全て正しい訳ではなく、様々なキャスターやアナリストを参考にはしていますが、所々はライターの想像によって補われます。

ついでにYamatoCannonさんの動画で彼が”ドラフトミス”と指摘するようなドラフトの例も解説していきます。

 

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はじめに

 

WCSの始まりの一週間が終わり、試合数も24とまとまってきたところで、これから先も見続けるであろうピック&バンや、チームが求める理想の構成などが浮き彫りになってきています。

 

そこでチーム達が試合前から戦う”ドラフトフェーズ”にも、ある種のメタが生まれて始めて来てます。

 

今回はYamatoCannonさんがYoutubeにアップロードしているWCSの解説動画を参考にし、このドラフトフェーズのスタンダードメタや、悪いドラフトの例などについても話していきたいと思います。

 


ファーストバンフェーズのスタンダード

 

 

赤側マストバンのカリスタ

現在WCSの大会中、カリスタが赤側で100%のバン率を誇っています。彼女はこのゲームにもはや存在しないと言っていいでしょう。

 

このチャンピオンについて特に説明することもないと思いますが、あまり大会を観戦しない方々に、なぜ赤側でマストバンなのかを説明すると、青側がファーストピックの権利を持っているからです。

 

2017初期の頃の赤側マストバンが”カミール、レンガー、ルブラン”で不動だった時のように、極端なゲームを壊すチャンピオンをバンしなければならないのはいつだって赤側です。

 

そしてその頃は3つも超絶OPチャンピオンが居た為、そのうち二人をわざと開けることでOPとOPをドラフトでトレードすることも出来ましたが、カリスタに並ぶOPチャンピオンは7.18には存在しないので基本的には100%赤側によってバンされ続けられます。

 

絶対に組ませてはいけないザヤラカン

カリスタは”単独”でゲームを壊す力を持っていますが、ザヤとラカンは同じチームに組み合わせることで似たようにゲームを壊す力を持ちます。

 

これにより、もしザヤとラカンが第一バンフェーズ、どちらともバン漏れした場合に、青側はザヤかラカン、どちらかを必ずファーストピックする必要があります。しなければ赤側にザヤラカンが渡ってしまう(^o^)

 

青側がこの”必ずザヤかラカンをファーストピック”の縛りから逃れたい場合には、自発的にファーストバンフェーズでどちらかをバンする必要があるので、ザヤとラカンのバンは多数見受けられます。

 

両方とも、とても強力なピックですが、チーム構成によってはエンゲージ寄りのラカンよりもキャスター系サポートを優先したいことや、ザヤよりもレイトの集団戦において強力なトゥイッチ・コグマウをピックしたい等、全てのチーム構成にザヤとラカンが最適なわけではありません。

 

青側バンのガリオ

基本的にファーストバンフェーズではADC,SUP,JGのバンが一番見受けられます。この3つのロールがファーストピックフェーズで一番優先度の高いロール達だからです。

 

でも現在ガリオはファーストバンフェーズで42%ものバン率、そして大体は青側によってバンされています。それは何故か….!

 

このバンは青側で特にバンしたいチャンピオンがいない時に、相手のセカンドローテーションのブラインドピックに対する布石としてバンします。

 

説明がわかりづらいかもしれませんが、赤側の4thピックとしてブラインドピックガリオがトップとミッド両方に行けるため、対応しづらい”ので、それを封じる為の布石としてガリオは青側にバンされます。

 

現在ガリオというチャンピオンはパッチ7.18の3強タンク、”チョガス、マオカイ、ガリオ”の内の一員で、どんなチーム構成においてもある程度は活躍でき、尚且つ序盤から終盤まで腐らない安定性を持つチャンピオンです。

 

その上でミッドにも問題なくフレックス可能となると……あまりにも理想的な赤側4thピックになります。

 

基本的にはTop運用になりますが、その時にハードカウンターを当てられた場合には素早くMidに鞍替えし、最終ピックでTopのカウンターに対するカウンターをピックできる利点があります。相手としては対応しづらいことこの上ない。

 

別に4thピックを封じたいのなら、ファーストバンフェーズじゃなくてもセカンドでバンすればいいんじゃない?と考える人もいると思いますが、その通り。ガリオはセカンドバンフェーズでも25%のバン率を誇ります(^o^)

 

メタジャングラーのバン

パッチ7.18のジャングルのメタはセジュアニとジャーヴァン4の二大巨頭と、それよりほんの少しだけ優先度の低いグラガスとの三人衆でドミネートされています。

 

彼らジャーヴァンとセジュアニがバンされる理由は、赤側でカリスタがバンされる理由と似ていて、単純に”OPすぎて相手に渡したくないからバンする”、になります。

 

カリスタとの違いは、そのOPの度合いが少し低いことと、同じロールに似たようなパワーを持ったチャンピオンが複数いるので、もし片方を取られても別の片方とトレードすれば問題ないという点でしょうか。

 

そのため彼らは赤側によってバンされることが多く、青側でも自分たちがジャーヴァンやセジュアニが使えない、あるいは使いたくない場合はバン候補にあがります。

 

現在の段階ではこの二つのチャンピオンはピックorバン率、100%を誇り続けています。24試合中24試合ともピックかバンをされたということです。

 

もし使いたくないからといってバンもしなければ、相手の手に確実に回ってしまいます。

極端な例ですが、このドラフトフェーズでは1907FBが赤側でセジュアニ、ジャーヴァンとカリスタを三連打でバンしてます。

 

ここまではスタンダードなバンの話をしたので彼らをピックアップしましたが、もちろんファーストバンフェーズにターゲットバンを取り入れることも全然可能です。G2のアイバーンやアリスターに対するターゲットバンなどなど……

 

 


ファーストピックフェーズのスタンダード

 

 

最初の3つのピックはほぼADC,SUP,JGで固定

基本的に最初の三つのピックはバンから逃れたメタなADC,SUPとJGの取り合いになります。パッチ7.18でもっともメタなピックたちはこちら↓

 

ADC:     

 

SUP:   

 

JG   :   

 

(主観で左側が一番影響力が高く、右側が影響力が低めと思ってます。あくまで主観なので…あんまりコメランを荒らさないでね。゚(゚´Д`゚)゚。)

 

 

24試合×2で48チームのドラフトの中で、38チームが最初のローテーションでADC,SUP,JGを選んでいます(例外的な10チームの内2つは参考にならないGAM)

 

GAMを除けば82%の確率でピックされるこの3つのロールですが、なぜこの3ロールかというと、様々な理由がありますが、

 

一番の理由はこの3つのロールが今のメタの大黒柱的ポジションで、セカンドバンフェーズにこの3つをピックせずに進行すると、残ったメタチャンピオンをバンされてとても苦しいからです。

 

なぜこの3つのロールなのか、ADC+SUPの場合

今のメタのボットレーンは、アーデントセンサーとハイパーキャリーのコンビを組んで、レイトにスケーリングするのが一番強力です。

 

カウンターとして存在するレーン番長なども、ドランシールド+渇欲、バリアー+ヒールなどで機能しづらくなっています。唯一機能するカリスタはゲームに存在してません。

 

ゲームの中心核となるボットレーナー達は現在とてもピック優先度の高いロールになっています。そこで、もしもの話、

 

もしも、ファーストピックフェーズでADCを選ばなかった場合、相手のリアクションはまず残っているメタADCを二人バンすることです。

たとえばファーストバンフェーズでがバンされ、相手はをファーストローテーションでピック。

そしてセカンドバンフェーズでをバンされた場合苦しい立ち位置に強制されます

 

既に”ハイパーキャリーらしいハイパーキャリー”は残っておらず、タンクを溶かす速度がとても重要なアーデントメタで、そのようなADCもピックできません。

チーム構成を選ぶなどを、不本意ながら選ぶ羽目になります(ヴァルスはちょっと万能だから違うかも)

 

サポートに関して言えば、更にメタ上位のチャンピオンが少ない(事実上3人だけ)なので、セカンドバンフェーズに流れてしまうとADCよりもキワどくなります。

 

最近ではファーストバンフェーズで既に3人の内2人がバンされてしまうといったこともあるので、

そういう場合にはティアが低くなるものの、ある程度はアーデントセンサーを扱えるがゲームに現れてきます。

 

WE対FWではWE側がルルとラカンをバンした後にジャンナファーストピック。FW側のティアが低いセンサーサポート(タリック)を引き出す戦略。

 

サポートに関してはトップの3チャンピオンと比べて他のセンサーユーザーはかなり見劣りするので、これもADCと同様に重要性の高いピックです。

 

なぜこの3つのロールなのか、ジャングルの場合

ジャングルはロール個人としては”強い”ロールではないですけれども、今のメタではピカイチに重要度の高いロールになってます。

 

メタの頂点にいる3チャンピオンとも似たような特性を持っています。それは”タンクであり、イニシエーター”であることです。

 

現在のメタは、チームのハイパーキャリーADがスケーリングするのを待ち、そして5v5の集団戦で勝つという勝利条件をスタンダードにしていますが、これを叶えるにはタンクとエンゲージ役が必要不可欠です。

 

そして過去にはタンクとエンゲージ役をボットレーンのアリスターやスレッシュ、ADCではアッシュなどを使うことで補えましたが、今となっては叶わない夢です。

 

ラカンを選ばない場合には、必ずトップかジャングルにエンゲージ役を置く必要があります。(スプリット戦法を取るなら必ずしもイニシエーターは必要ではない)

なので、ファーストピックの段階で  の中から誰かを引き抜いておくのはとても重要になっています。

 

過去にはザックも似たような役割を思っていましたが、7.15のナーフで無事死亡致しました。

 

もちろんレクサイやエズリアルのようなピックもよく見ますが、彼らはメタ的に見ても変則ピックで、スケーリングを待たずに序盤から仕掛けていくことに特化しているので、どんなドラフトに対しても噛み合うピックではありません。

 

 


セカンドピック&バンのスタンダード

 

ソロレーン対ソロレーンのドラフト戦闘

順当にピックしていけばお互いに残るのはTOPとMIDのピックになるので、セカンドバンフェーズでは基本的になんらかのブラインドピックに対する準備をバンに仕込みます。

たとえば赤側で最高峰タンクであるトップレーナーのを4thピックしたい場合には、マオカイのハードカウンターであるなどをバンして、できる限りの安全を確保します。

 

ナーやジェイスのバン率がピック率に比べると恐ろしく高いのはこのためです(ナーは10回バンされて2回ピック、ジェイスは8回バンされて2回ピック)

 

ミッドレーンに対しても同じようなことが起こり、メタ的にスケーリングを待って集団戦をしたいコントロールメイジに対するカウンターであるは高いバン率を誇ります。

 

セカンドピックフェーズでは、赤側が最終ピックであり、カウンターピックの主導権を持っているので、特定のソロレーンに対して強いカウンターを当てたい場合は赤側が少し有利になります。

 

 


悪いドラフトの例:Fnatic対IMT

 

 

最終ピックにリー・シンが選ばれた時、会場は湧きましたが、YamatoCannonさんは頭を抱えました。

 

Fnatic側のドラフトの問題

まずFnatic側の第一の問題は、赤側であり、ファーストピックの権利がないにも関わらず、ジャーヴァンとセジュアニをバンした点です。

 

このバンを見てIMT側は喜んでグラガスをファーストピック、既にFnatic側にはトップメタなジャングラーは残されていません。

 

その見返りとしてピックしたのはルルとライズ、あまりパッとしません。ジャンナはまだ残っていますし、YamatoCannonさん的にはライズは必ずしもブラインドで出せるミッドレーナーではないと言っていました。

 

理由として、”今のメタ的な長距離ADCやメイジに弱く、1v1のレーン戦ではどんな相手に対しても戦えはできるが、集団戦になると出来ることが少ない”とのことです。

 

そしてFnaticはセカンドピックにライズを選んだことによる代償で、ジャングルかADC、どちらかをセカンドバンに持ち越さないといけなくなります。ADCを持ち越すわけにはいかないので、3rdピックにはトゥイッチを選択。

 

セカンドバンフェーズに移行した所で、IMT側はさらに相手のジャングルを減らします。残ったジャングラーはレクサイ等ですが、IMTはBroxahの得意チャンピオンであるエリスをバン。そしてマオカイをバンすることによって、Fnatic側のただでさえ少ないエンゲージをさらに薄くしていきます。

 

Fnaticのトップレーナーはタンクを好むプレイヤーなので、ガリオとマオカイがバンされてる状況からチョガスを4thピック。そしてなんとFnaticの最終ピックは…リー・シン

 

Fnatic、チーム構成

 

    

 

YamatoCannon:最悪のチーム構成だ…

 

ジャングルで良いピックを取れず、マオカイとガリオをバンされたため、トップ側がチョガスとリーシンというあまりにも不格好なチャンピオン達で埋まってしまいました。

 

チョガスはトップメタなタンクですが、他の二人であるガリオとマオカイとは違って自分からエンゲージする術をまるで持ちません。

 

なので基本的にチョガスはエンゲージ力の高いジャングラーや、ラカンとの組み合わせで始めて強さを発揮できるチャンピオンです。

 

でなければチョガスは”ダリウスと変わらない、ただの歩くステータス”YamatoCannonさんは評しました。

 

しかしサポートはルル、そしてジャングルはリーシンになりました。IMT側の構成にはジャンナとグラガス、両方ともディスエンゲージにとても奏でたチャンピオンが揃っているので、リーシンがイニシエーターとして活躍するのはほぼ不可能になっています。

 

総じてこのチーム構成はレイトに持ち込まれてしまうと、エンゲージ力のなさが浮き彫りになってチョガスとリーシンは完全にユーズレス、ライズもレンジが短すぎて相手に近づけず、トゥイッチ一人だけでどうにかするしかない、とてもピーキーで頼りないドラフトになりました。

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14件のフィードバック

  1. 田中 より:

    間違っていたらすみません
    2017年初期にマストバンだったのは、カミールレンガールブランではないでしょうか?

  2. admin より:

    修正しておきました、ありがとうございます。 
    そうですねザックはミッドシーズンアップデートが来てからでした…記憶が混合していました、ごめんなさい。

  3. 匿名 より:

    プロのクレンズミカエルサッシュがうますぎるからか
    aoehardccないセジュは負けが込んでますね

  4. 匿名 より:

    翻訳有り難い

  5. 匿名 より:

    GAM除かれてるの草

  6. 匿名 より:

    カリスタが使われなさすぎて何が強いかわからないです。。。
    そこを教えていただく事はできないでしょうか?

  7. 匿名 より:

    センサーメタのsupにaliのW-Qみたいなもんが合わさり最強に見える
    後半腐るわけでもないしね

  8. 匿名 より:

    ガリオは基本mid運用じゃないかな
    topでもセーフにプレイできるとは言えファイター相手には安全なピックではなくなったはず

  9. 匿名 より:

    カリスタの質問したものだけどありがとー

  10. 匿名 より:

    ザヤラカンJ4ガリオ全部渡した伝説のチームを知ってるか?

  11. 匿名 より:

    くっそわかりやすかったです いつも参考になる記事ありがとうございます

    ルルが過大評価されすぎてるような気がするけど強みがいまいちわからない
    ジャンナの圧倒的ディスエンゲージ力に比べてかなり見劣りすると思うんだけどな

  12. 匿名 より:

    ルルのほうが序盤と少数戦は強い
    味方のダイブにULT合わせ、7.18ジャンナの2倍のレンジから撃てる80%スロー、WのEシナジーとポリモーフ
    もっとも肝心なEによるアデセンとピックス付与によるADC単体の瞬間火力はジャンナを遥かに上回る
    パッシブAAが強いしジャンナと違って火力が出せる

  13. 匿名 より:

    RPGの面々は誰もこの理論を理解できてなかったんじゃないかと思える

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