RNG MLXGから学ぶ ガンクメタとキャッチアップEXP

今回は様々なソースからRNGのチーム構造と、LPLキャスターのFroskurinnさんがインタビューで話したMLXGの特殊なジャングリングについてまとめてみました。

本動画、記事などはこちら↓

https://www.reddit.com/r/leagueoflegends/comments/715146/a_redditors_analysis_of_the_2017_worlds_teams2rng/

https://blitzesports.com/lol/video/2307/froskurinn-rng-jungler-mlxg-abuses-catchup-experience-lanes

https://blitzesports.com/lol/video/2295/froskurinn-lpls-unique-worlds-alliance-this-bootcamp-wuha

https://twitter.com/froskurinn

からどうぞ。

 

 

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RoyalNeverGiveupとは?

 

RNGとは、今年のLPLサマースプリットで惜しくもEDGとの決勝戦にて敗北し、2位となった中国の強豪チーム。そして明日にはWorldsでも初戦を飾る今もっともホットなチームでもある。

RNGの特徴と言えばやはり、ADCの座に中国でもっとも人気のあるスーパースタープレイヤー”Uzi”が所属していること。現在のミッドレーナーであるXiaohuが加入するまでは、ボットレーンにリソースを費やすことだけでしか試合に勝てない”Uziのワンマンチーム”と評されたほど。しかし中国でもトップクラスの実力を持ったXiaohuが加入したことで、現在はボットとミッド、どちらからでもゲームの展開を作っていける、より柔軟性のあるチームに進化を遂げた。

 

 

RNGの基本戦略

 

RNGの基盤となるのはやはりADCのUziとMIDのXiaohuであることに変わりはなく、その他3人はこの二人をどれだけサポート出来るかを中心にチームを構成している。

そしてその鍵を握るのはRNGのスノーボールエンジンとなる、ガンクヘビージャングラーのMLXG。RNGの序盤の基本戦略は、二人の卓越したレーナー達にMLXGが序盤からリソースを割いて有利を作り、後のスノーボールはレーナー達に任せてサポートに徹すること。MLXGはよくグラガスなどのチャンピオンでもモビリティブーツを購入してることが多く、ジャングリングルートもよくトップ側からスタートする等、ミッドとボットに掛ける圧力は他のジャングラーと比べ物にならない。(時にはボット側赤からスタートし、赤→青→ウルフ→またボット側へ、などの変則的で効率が落ちるルートを取ってまでもボット側でアクションを取りたがる。)

そのためTopのLetmeはいつも孤軍奮闘になっている可哀想な人。TopのLetmeも過去にキャリーチャンピオンをプレイしていた経歴はあるが、現在はメタに合わせてもっぱらタンク、シェンやマオカイ、チョガスなどを頻繁に選択し、チームの為のチャンピオンを選ぶことが多い。どうせTopにガンクはしない方針なので、キャリーを使うことも稀である。

XiaohuやUziに有利が存在する前提のスノーボールやバロンのマクロなどは上手いが、五分の状況で中盤終盤にもつれ込んだときのRNGは少しパッとしない印象に。サポートのMingやMLXG本人のミッドゲーム・レイトゲームのエンゲージなども不安が残るため、良くも悪くもRNGは序盤にXiaohuかUzi、どちらかにリードを作ることに全てを賭けているチームである。

 

 

MLXGの特殊なジャングリングについて

キャスター兼アナリストのFroskurinnさんはMLXGのジャングリングを”ハイリスク、ハイリターン、そして型破り的”と評しました。そしてReddit民は彼を”もっともキャッチアップEXPを有効活用するガンクマシーン”と呼んでいます。そんなMLXGの、序盤の特殊なジャングリングとは…

 

Froskurinn:うん、私は彼をずっと分析してきた。昨日なんかは、8時間ぐらい彼のジャングリングを研究するためだけに使ったぐらいだね(笑)。でもそれぐらいしないと、彼が何故RNGの一員としてこれほど重要なのかを、他のみんなにも伝えられない気がした。それで彼のジャングリングを分析する時、まず序盤のジャングルルートを全てノートに書き足したの。それを頭に抱えたまま、動画を逆戻りさせて、レーナー達の状況も見ていく。そしてある程度の推測を立てていくのね、実際にMLXGはレーナーとコミュニケーションを取って、彼らと連携して行動しているのか、それとも完全にランダムに行動しているのか…

 

MLXGのガンクルートはとても偶発的で、全てを読み取るのは難しい。Topをガンクしないことはわかりきっているけれども、それでも彼が行うCheeseGank(初見殺し・博打的ガンク)を完全に防ぐことはかなり困難。その要因の一つとして、彼のルート取りのでたらめさが挙げられるわね。彼は相手の不意を突くためなら自陣のキャンプ、全てを無視することさえも厭わない。トップレベルのプレイヤー達は相手ジャングラーのルートを把握したい時、相手側の残っているキャンプなどを読みの素材にして、こういうルート取りがファームにおいて最善だからそういうルートを辿るだろう、っていう推測をよく立てるけれども、MLXGにはこの読みの基盤が機能しない。

これはXiaohuとUziが信用できるレーナーだからこそ出来ることだけれども、MLXGは彼らにリードを作れるのであれば自分のファームやEXPなんて二の次にしてガンクし続ける。

 

MLXGは一つ興味深いガンクルートを編み出していて、過去にも何回かやったことがあるのだけれども、このルート取りは彼のジャングルEXPに対する理解を表していると思う。

チャンピオンはセジュアニ、グラガスかJ4、まずトップサイドの赤バフ側からスタートして、すぐに自陣青バフにラッシュする。通常トップ側からスタートする場合はラプターから始めて、そのまま赤バフを狩る、こういうルートが主流ね。ついでにカニを狩って、EXPルーンをひとつ入れてたらレベル3にもなれる。でもMLXGは赤バフから青バフに直行して、レベル2のまま川を下りドラゴンピットをスキルで抜けて、ブラストコーンで相手のクルーグ側に着く。そしてクルーグは狩らずにレベル2、両バフのままボットレーンをガンクする

 

レベル2のままUziのためにガンクして、ファーストブラッドを渡すか相手にサモナーを吐かせる。そして息つく間もなくミッドレーンに走って今度はXiaohuのためにガンク、相手をキルするかフラッシュを落とさせておく

ここがMLXGのセンスが一番光る部分だと思うんだけど、彼はこの二つのガンクをした直後にリコールを選択する。赤と青以外のジャングルモンスターを狩らずに、リコールを選ぶとなると、まだMLXGはレベル2のまま、相手のジャングラーはレベル3,4の状態になって、とんでもない差が生まれてしまうのね。そしてリコールするとマチェットを購入し、とても早く黄色トリンケットをスイープレンズに変えていく。これは何故かというと、彼の序盤のCheeseGankの代償として彼のジャングルモンスターは大体食われていて、そして相手のジャングラーはトラッカーズナイフに強化して帰ってくるので、MLXG側は黄色トリンケットを変えてまでも相手のビジョンを潰さないと話にならないから

そしてこのスイープレンズは彼のプレイスタイルとも非常にマッチしている。彼はレーンをガンクすることを第一に動いて、カウンタージャングルや相手のジャングル内の視界のコントロールは二の次なことが多いから、よりガンクを有効的に行えるスイープレンズが一番相性がいい。そして何故残っているキャンプを狩らずにリコールするのかというと、わざとレベルを低いままにしておくことでラプターとクルーグが与える爆発的なキャッチアップEXPを高いままに保持しておく為

 

もちろんMLXGのガンクを読むことは不可能ではないし、読み取ることができれば彼の時間を無駄に浪費させたり、カウンターガンクのセットアップも容易い。彼がCheeseGankしない試合なんて存在しないからね(笑)。そしてそれらプレッシャーを吸収してしまえば、味方のジャングラーはMLXGとの間に相当なレベル差を作ることもできる。でもMLXGはキャッチアップEXPをフルに活用することで、不利を最小限に留めることが出来る

 

彼の効率的なリコールタイミングと、キャッチアップEXPを一番渡してくれるラプターとクルーグキャンプを厳重にコントロールすることで、MLXGのヘビーガンクスタイルはギリギリの線で有効的に働いているわけね。彼自身、このプレイスタイルはハイリスクかつ、安定性が低い戦略だと理解してると思う。でも今のジャングル構造を理解しているからこそ、このような戦略を公式試合で行っても勝てるのでしょうね。

 

 

 

以上がMLXGのジャングリングでした!そして明日からついにWorlds開演なので、彼がどんどんCheeseGankする姿を眺めていきましょう。お酒のスタックは溜まっています(^o^)おええええええ

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